2008年8月16日
突発性発疹
[診療科目:小児科]突発性発疹(Exanthem Subitum)
赤ちゃんは生後6ヶ月にもなると、お母さんから受け継いだ免疫が自分自身のそれと
入れ替わってきます。
それに伴い、今までお母さん由来の免疫によって罹ることのなかった疾患の洗礼を
受けることになります。
多くの場合、その一番目に来るものとしてこの突発性発疹という病気があります。
病原体
ヒトヘルペスウイルス6型および7型(HHV-6・HHV-7)
症状
38~39℃の発熱が3~4日程続いた後、解熱と共に鮮紅色の発疹が
体幹を中心に顔面・四肢に出現します。発疹は2~3日程度で消失します。
多くはこの発熱と発疹のみで経過しますが、稀に発熱初期に熱性痙攣を合併
することがあります。おおむね予後の良い疾患であるといえます。
潜伏期:
初感染時は5~15日と言われています。
感染形式:
(おそらく家族の)唾液中に排泄されたウイルスが経口的または
経気道的に乳児に感染します。 最初に感染するのは、HHV-6であると
言われており、このHHV-6に対する抗体は2~3歳までにほぼ100%
獲得されますが、不顕性感染による獲得も20~40%程あるとされています。
また、HHV-6の抗体が獲得された後でも、体の中でウイルスは生き続け、
いわゆるHHV-6キャリアになります。
ただしその後にHHV-7の感染が起こっても、HHV-6抗体は役に立ってはくれませんので、
いわゆる「2度目の突発性発疹」に罹るか、不顕性感染のまま、今度はHHV-7抗体を保有するHHV-7キャリアになります。
このことから、一般成人の唾液中にHHV-7のウイルスやHHV-6のDNAが高率で
検出されるとういことが説明できます。
投稿者: すみとしクリニック | 2008年8月16日 | コメント(0) 関連キーワード : 突発性発疹 |
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